スライド交換の思い出
How to trade slides
この記事は、ホームページを立ち上げた2001年頃 まだ盛んであったスライド交換のハウツウ編として書いたものであるが 世の中すっかりデジタル時代に突入して スライド交換そのものが廃れてしまった。多分 ヨーロッパでは伝統を重んじるマニアたちの間でまだ行われているかもしれない。また スライドフィルムそのものがこの世から消えることも 当面考えられないので 記事として保存しておくこととした。

                                       記

軍用機の撮影を趣味にしている私、実は会社では自分の趣味について殆ど語ったことが無〜い、日本ではまだまだ”軍事お宅”だの実に不愉快な人種差別?用語が横行し 高尚な趣味と見なす人が少ないからです。海外では、一眼レフカメラや望遠レンズそのものが高価だった事もあり 航空機の撮影と言う趣味は、日本における評価とは全く違うと言って良いでしょう。写真は貴重な記録であり 出来栄えによっては芸術作品なのだとのプライドをもって 日頃の言動や行動にも注意し 少しずつでも周囲の理解を高めていく必要があるのかもしれませんね。欧米では、スライドに焼きこまれた貴重な記録をコレクションとして盛んに交換が行われています。自分の送った写真に対し 喜びのレターを頂くことも嬉いし また撮れなかった機体や珍しい機体のスライドが送られてくれば それもまた嬉しい。スライド交換は、やり方さえ間違いなければ有意義なものになります。

 飛行機マニアの方では、既に海外のマニアとのスライド交換をされている方も多いと思います。私自身もオランダの方数人、台湾の友人と10年前ぐらいからスライドの交換をしております。(最近HPの開設を友人に伝えた所 HPを見たドイツ/オーストリア/カナダなどのマニアからスライド交換の申し入れが殺到し 断るのが大変な状況になっちゃいました。)
 これからしようかと思われる方 またやってみたいけど今ひとつ二の足が踏めない方に 参考となればと思いスライド交換の要領などをまとめてみました。


(阻害要因)
何か会社での事業報告書みたいな題名になっちゃいましたが、要は二の足を踏んでしまう理由です。


@英語が不得意
  よ〜く判ります!この私も英語が大の苦手です。スライド交換始めたばかりの頃は、スライドに添える手紙を書くのが辛くて辛くて 辞書片手に1枚書くのに3時間ぐらいかけてました。変な英文と馬鹿にされないかとつまらない心配があって それが苦痛の種でしたが、相手はそんなこと全然気にしてません。(最近は間違った英語でも堂々とHPに書けるほど度胸?がつきました。(^^;)
要は、相手が求めているスライドに心がこもっていれば良いのです。文面は挨拶と 極めて簡単な相手から送られてきた写真に対する感謝の言葉があれば充分です。最近 わかりました、 欧州人でも英語が苦手な人が多いことが。彼らもスライド交換したいが為に つたない英語で一生懸命メールを送ってきます。


Aスライドの在庫があまり無い
 後述しますが、相手に今後撮っていくものを送る事で先に了解をとっていれば 航空祭で少し多めに撮って溜まったところで送るようにすれば良いんです。欧州の場合 車で手軽にいける場所で航空祭がたくさん開催されます。ですから 島国日本のマニアには大きなハンデがあります。苦労して撮ったタキシングや降り/上がりの少ないショットは、余裕が無い限り大事に自分の物としてとって置き 数が撮れる展示機を中心に送れば良いと思います。日本の自衛隊機はかなり人気があるようです。

B交換する相手が見つからない
 スライド交換希望者の専門サイトなどがあります。そこに”Hope to trade slides"等と書き込めば バカバカメールがきます。相手には事欠きませんが、最初に自分の出来る範囲をしっかり相手に伝える必要があります。また いろんな人がいますので反りが合わない相手と直感したらやんわり断りましょう。私の場合 基本的な挨拶無しに「交換したい」「友達紹介して!」などと唐突にメールをよこす輩は無視します。やはり多少自分の素性など書かれていないとネ。コダックのKM/KRで希望してくる人が殆どですが これも「他社フィルムでも良いなら 交換に応じても良い」と条件をつけていれば 良いと思います。


 ここにアクセスすると メッセージ・ボードが出てきますので 書き込むと相手からの
    スライド交換の申し入れが来ると思います。

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ここまで読んで頂いて トライしてみようか思われた方は、以下を参考にしてください。

(スライド交換の要領)
 これは、あくまで私の経験を元に書きましたので 全て当てはまるとは限りません。大事なことは、交換を始める前に相手と条件をしっかり確認しあうことです。簡単な英文でも同じ趣味を持つもの同志ですから通じます。

@スライドフィルムの種類
 スライドフィルムは、出来ればコダック社のKM/KR/PKRがいいです。スライド交換の国際通貨的存在で 殆どの相手がこのフィルムでの交換を希望してきます。私もこのフィルムを使ってますが、20年経っても退色が殆ど感じられないのと 色の描写が好きなためです。でも MUSTではないと思います。要は相手がOKなら問題無しです。

A撮影要領
 機体の前に人が入った写真は、あまり歓迎されません。やはり すっきり全景が写っていないと・・(そういう私も観客が機体の手前に入った自分のスライドは捨ててしまいます)
航空祭では、最近ロープで機体の後方に観客が入らないように配慮してくれる基地が多くなって この点では助かります。


B撮影枚数
 スライド交換する為に 何枚ぐらいシャッターを切ったらよいか、これは皆さんの自由ですが 私は自分の分で最低2枚 交換相手の分とその予備も撮ります為 1機に5〜6枚は撮ります。1機の展示機に「シャカ・・・・・・・・・・・・」とモードラうならせる私に 周りのマニアからは、「????」の冷たい視線を浴びてますが・・

C交換のペース
 ここが、一番大事です。無理のないお付き合いでないと 負担になって長続きしません。あまり撮影の機会の無い方は、1年に1回だけの交換で ショーシーズン終了時に一括して20枚とか40枚とかを送り 相手にもそうしてもらうようにすれば負担が軽くなります。相手からすぐ返事が来ると こちらも早く出さねば思ってしまいますが 急がずマイペースで。必ずフィフティ・フィフティのお付き合いにしましょう。こちらから送った返事のスライドが届いてから 次を送るようにした方が無難です。

D過大な期待は、禁物
 日本のマニアの撮影技術は、欧米に比べレベルが高いと私は考えます。一般的に送られてくる写真は展示機が中心、降りの写真はブレブレということもあり 自分の送った会心のショットに対し 相手からは同じような素晴らしいショットが戻ってくるとは限りません。過大な期待をせず 日本では撮れない写真が送られてきたことを喜びましょう。そうでないと 不幸です!

EYES/NOをはっきりと
 交換が順調に進んでいくと いろいろな要望も出てきます。出来ること出来ないことをはっきりとYES/NOで相手に伝えましょう。曖昧や妥協はいけません。こちらも要望出せば相手もはっきり返事をくれます。あまり 希望の機種を限定したりすると 相手の要望にも答えなければいけませんが、私の場合 送ってもらったこの機体の写真が特に嬉しかったと 次の手紙に書き込んでおくようにしてます。そうすれば 相手も喜んでもらえた機種を出来るだけ増やしてくれるようになります。

長々と書きましたが参考になりましたら 幸いです


Dear Foreign friends

Thank you that you access my homepage.
I am a japanese military aircraft fan since 1976.
I was almost using black & white film of the past.
So I have only a littel slides of between 1980 to 2001
Becouse in japan, slidefilm are more expensive. so many peaple aroud
me who using negative-color film or B&W film and Fiji's slides.
Recently I use slideflim, but I am trading slides to three men.
Sorry I cannot afford to trade  anotherone.

If you would like to trade another japanise aircraft fans, I think you shouldn't stick to formalities of KR-64. Becouse Fiji's slides are great demond in Japan.

And our country lay 2000km east and west, and it is 4 islands country. If we want to go to openhouses in Hokkaido or Kyushuu and Okinawa, we must pey much money and many times.
So it isn't easy that we get many beautiful shots of aircraft.
I hope that you understand these circumstances, and you look for trading friends.

Many thanks you

N.O.B

記事はここまでですが 当時は、ホームページを見て 欧州から多くのスライド交換の申し入れがあり 下手な英語で解説までつけていました。
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